還元率が高いほど注意が必要な現金化
クレジットカードを現金化する際は、還元率に注意しなければなりません。しかし還元率は“高いほど良い”わけではなく、注意が必要です。
還元率の相場は80%~90%で、85%以上であれば相当に優良だと言えます。しかし広告を見ると、90%以上~果てには99.7%保障!など非常に怪しげな記載もあります。
ここで、クレジットカード決済に伴う仕組みを復習しておきましょう。
顧客がクレジットカード決済を行うと、代理店契約をしている販売者=業者に、決済に伴う手数料の支払義務が発生します。手数料は商品代金により決まり、3%~7%と決まっています。
還元率が90%であれば、7%の手数料が発生しても3%の利益が得られます。しかし還元率が93%であれば、7%の手数料が発生した場合、利益はゼロです。
つまり業者が安定して利益を得るためには、92%が限界値であるとわかります。
99.7%で利益を得ようと思ったら、何百何千万とカード現金化しなければなりません。虚偽の広告ではないにしろ、現実的に有り得ない話です。
現金化を行う際は欲を捨て、顧客・業者どちらにも無難な還元率を選択しましょう。欲を出せば、悪徳業者の餌食になります。